免疫抗体食品研究協会 I-FA
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危険から体を守る『免疫のしくみ』 NO.2
体を守る「第二防衛ライン」
パトロール隊①「好中球」
第二の防衛ラインはパトロール隊です。
まず、登場するのは常に体中を巡回している顆粒球。その中でも好中球は特に数が多く活発に働きます。好中球の攻撃方法はなんと異物を「食べる」ことです。好中球には殺菌作用もあるので、怪我などの際には傷口へどんどん集まって来て、体内へ入り込んだ外敵を排除します。
パトロール隊②「マクロファージ」
次に登場するのは『マクロファージ』。マクロファージの攻撃も「食べる」ことですが、その量は驚くほど大量です。敵が多ければどんどん増殖し、すべてを捕食する体内の掃除屋さんです。
また、このマクロファージは体内に入り込んだ病原菌やウイルスの情報を防衛司令官であるヘルパーT細胞に伝える任務も持っています。
パトロール隊③「NK細胞」
病原菌やウイルス、感染した細胞を勢力的に攻撃するのは「NK細胞(ナチュラルキラー細胞)」です。単独行動を得意としていて、自分自身の細胞が傷つき変異したガン細胞の攻撃には特に力を発揮します。
病原菌やウイルスの侵入はこの第二防衛ラインで短時間に食い止められるよう、常に免疫力を高めておきたいものです。ここで撃退してしまえば、体に大きな負担がかかるような激しい症状がでることはありません。第二防衛ラインで激戦が繰り返されていても、第三防衛ラインの応援態勢が整うまでは、なんと一週間近い時間を必要とします。
感染細胞が増える「病気」の状態
第一防衛ラインを突破し、体内に入り込んだものの中で病原菌やウイルスは、正常な体の細胞に取りつき、その存在を異質なものに変えてしまいます。
そうすると、正常だった細胞は「病原菌やウイルスに感染した細胞」という、危険な異物になり、感染細胞が増えて行くと「病気」という状態になります。
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